事務所名 | 分銅会計事務所 |
---|---|
所長名 | 代表税理士 分銅雅一 (登録番号第123843号) |
所在地 | 〒160-0022 |
電話番号 | 03-6380-1093 |
FAX番号 | 03-6380-1094 |
業務内容 | 自社株式と不動産の承継に関連する 1.相続税・譲渡所得税の税務申告 2.相続・事業承継対策の立案及び実行支援 3.個人及び法人の税務顧問 4.セミナー及び研修の講師 |
適格請求書発行事業者登録番号 |
ここに文章を入力してください
<国税庁の「タックスアンサー」について>
令和4年1月4日、国税庁ウェブサイトにおいて、タックスアンサー(よくある税の質問)のページ改修についての案内が公表されました。
個人の確定申告が、これから本格的に始まるにあたって、税金について調べる際の手がかりとして大変有効なのが、このタックスアンサーです。
今回の改修の特徴は、探し方として「自分に合った状況から探す」、「キーワードから探す」、「分野から探す」および「一覧から探す」の大きく4つに分類されている点です。
「キーワードから探す」や「一覧から探す」については、今までと変わりませんが、「自分に合った状況から探す」と「分野から探す」というのが新設されています。
そして、それぞれを選択すると、以下のとおり、「Q2 何に関する情報を知りたいですか」が出てきます。
それぞれを選択すると、さらに「Q3 どのような状況について知りたいですか」が出てきて、それぞれを選択すると最後に「Q4 税目等について選んでください」が出てきます。
そして、最後に「Answer」として、具体的なタックスアンサーの番号が出てくる流れです。
「キーワードから探す」だと、本来個人の所得税について調べたいのに、法人税のタックスアンサーが出てきてしまうこともありますが、この探し方であれば、ほぼ調べたい項目にたどり着くことができ、大変便利な機能です。
また、「分野から探す」についても以下のとおり、イラストも入っていて、大変見やすく刷新されています。
タックスアンサーで調べる利点は、参照条文が記載されている点です。税理士などの専門家であれば、原典を簡単に調べることができ、また、関連する内容のタックスアンサーも紹介されているため、周辺部分を調べることも可能です。
タックスアンサーを利用して、適切な税務申告をして頂ければ幸甚です。
<「令和3年分 確定申告特集」について>
令和4年1月4日、国税庁ウェブサイトに「令和3年分 確定申告特集」が公表されました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、令和元年分の所得税の確定申告期限は、期日を設けない特例の猶予が設けられ、また、令和2年分の所得税の確定申告期限は、令和3年4月15日に1ヵ月間延長されました。令和3年分の所得税の確定申告期限は、現状においては、通常の申告期限である令和4年3月15日でありますが、新たなオミクロン株の流行などにより、今後、期限猶予の特例が設けられる可能性はあります。
ただ、ウィズコロナの社会ができあがりつつある中、期限猶予の延長はないものとして、3月15日に向けて申告の準備を進めていくのが肝要です。
このような中、税務署での対面による書面申告から電子申告による確定申告を普及すべく、いわゆるスマホ申告という、スマホ一つで電子申告ができる体制が整っています。
不動産の譲渡所得等は、依然としてスマホ申告では対応していませんが、株式等の譲渡所得のうち、特に上場株式等については、証券会社において特定口座を開設している場合、特定口座年間取引報告書を証券会社が作成してくれるため、すでに集計が完了している状態となっています。上場株式等の配当等や譲渡等については申告不要も選択できますが、他の証券会社において譲渡損が発生している場合などは、確定申告を行うことで天引きされていた源泉所得税等が還付されることとなります。また、譲渡損を最大3年間繰り越すことも可能であり、当該繰越についてもスマホで対応できるようになる予定です。
もちろん、こういった上場株式等を所有していなかったとしても、いわゆる年金所得と医療費控除の組み合わせや、給与所得と寄付金控除(ふるさと納税)の組み合わせなどもスマホで対応可能です。
オミクロン株が猛威を奮っている状況下において、ぜひ積極的にこれらの電子申告を有効に活用お願いいたします。